つくしの名前の由来

平成10年から数年間に渡り家族の介護を経験しました。
それまでは見た事も聞いた事もない介護の世界を目の当たりに、同じ境遇の方々から色々な事を学ばせていただきました。
また介護に対して「これでいいのか?これしかないのか?」という暗中模索の中で、「色々な方々と共鳴し合い、よりよい介護に取り組みたい、寄り添いたい」という思いを形にしたく、「つくし」と命名しました。
代表理事 坂井 政明
法人の理念
私たちは認知症高齢者、知的障害および精神障害者、ならびに在宅介護をなされている方々が求めている心のふれあいや心の葛藤を真意に受け止め、不特定多数の市民、団体等を対象に、認知症対応型共同生活介護事業や介護に関する普及啓発事業などを行い、高齢者が人間らしく穏やかな日々を生活していける環境作りに貢献し、そして保険、医療、福祉などの公益の増進に寄与することを目的とする。
つくしができるまで
平成10年1月 | 私の妻が自宅のトイレで倒れ、様子がおかしいとの連絡が子供から入る。 妻に対し病院へ行く様に話し、病院にて診察の結果くも膜下出血である事を告げられ緊急入院、検査の結果出血の所が分からない為手術が出来ない現状であり安定するまで入院する事となる。 この時は、意識も判断能力も社会生活を送るのに問題はなかった。 |
平成10年2月 | 症状も安定し2月退院前日の昼突然意識不明となり緊急手術となる。 6時間の手術の結果、医師より2日間の命と宣告される。 その日から病院に泊まり寝ずの介護に携わる。 妻はいびきを掻いたり、話しかけても返事かない日が数日続いたが意識が戻る。 |
平成10年8月 | 病状も安定したのに伴い日常生活復帰に向けて他の病院に転院し、今後の支援を探るため一ヶ月の検査入院となる。 妻に対する対応に疑問を感じる。 |
平成10年9月 | 検査入院が終了し、次の日からデイケアーに通院する為病院と打ち合わせをしタクシーにて帰宅途中に交通事故にあう。 3時間後妻が硬膜化出血で緊急手術4ヶ月の入院となる。 |
平成10年12月 | 病院を退院し再度ディケアーに通院。その後ディサービスを併用して利用する。 機能訓練等を実施し精神状態の安定を図る。 私が経験したこと、見たことに対し疑問が生まれる。 |
平成15年7月 | 4年間介護家族として関わった思いを形にしたく1年前から東京に都度足を運び認知症の勉強、研修、脳の勉強や、画像の勉強、法律の勉強を会社に勤めなが実施し、7月に29年勤めた会社を早期退職する。 |
平成16年7月 | どの様な形が良いか自分が経験した介護経験が生かされるかを思案し、グルーホームに行き着く。 認知症でもその人らしく、人間らしく関われれば既存の能力が発揮出来るすばらしさがあるはずと信じて歩んだ3年間の成果がグループホームつくしの開設となる。 |
平成18年7月 | 毎日が猫の手も借りたいぐらい大変ですが、なぜか楽しくやりがいのある日々を過ごしています。 これも御入居頂いた方々の暖かい思いやりや感動を与えて頂けるからこそ我が人生にくいなしの日々。 感謝感謝 |
運営の方針
1)本事業所において提供する認知症対応型共同生活介護は、介護保険法並びに関係する厚生労働省令、告示の趣旨および内容に沿ったものとする。
2)利用者の人格を尊重し、常に利用者の立場に立ったサービスの提供に努めるとともに、個別の介護計画を作成することにより、利用者が必要とする適切なサービスを提供する。
3)利用者およびその家族に対し、サービスの内容及び提供方法についてわかりやすく説明する。
4)常に、提供したサービスの質の管理、評価を行う。
5)指定認知症対応型生活介護の従事者は、要介護者であって認知症の状態にある者を、共同生活住居において家庭的な環境の下で入浴、排せつ、食事等の介護その他日常生活上の世話および機能訓練を行うことにより、利用者の有する能力に応じて自立した日常生活を営むことができるよう、必要な援助を提供する。
6)事業の実施にあたっては、関係区市町村、地域の保険・医療福祉サービスとの緻密な連携を図り、総合的なサービスの提供に努める。
法人概要
名称 | 特定非営利活動法人 つくし |
事業内容 | 認知症の方等を対象の「グループホーム つくし」の運営 |
代表者 | 代表理事 坂井 政明 |
所在地 | 〒914-0073 福井県敦賀市天筒町8-55 |
TEL/FAX | 0770-21-1331 ※営業電話は業務に支障をきたしますのでお断りします |